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ドラマみたいな

  • 5月1日
  • 読了時間: 2分

深川春季大会C紅チーム 2回戦 vs 越中島ブレーブスさん


試合開始から、ファイターズは積極的な攻撃を見せた。1回表、3・4番の連続ツーベースヒット、5番のセンター前タイムリーで幸先よく先制する。



しかし、その裏に1点を返され、2回には逆転を許す。4回裏にはエラーが重なりさらに失点。点差は3点に広がった。



ここから、この試合の本当のドラマが始まった。


5回表、先頭はフライに倒れる。だが、続く2番がセンター前、3番もヒットで続き、1点を返す。4番がツーベスで1点差、さらにパスボールでホームへ。3得点、同点に追いつく。さらに5番ヒットで連続出塁。盛り上がるベンチ。

そして、その打席が回ってきた。


6番・N選手。試合でなかなかヒットが打てない日々が続いていた。練習では打てる。でも、試合になると——その悔しさを、誰よりも本人が知っていた。


この日の1回表、N選手はヒットを打った。小さな、でも確かな自信。その手応えを胸に、同点に追いついたこの場面で、もう一度バッターボックスに入った。



打ったボールは、内野の頭を越えた。人生初のツーベースヒット。そして、逆転打


塁上のN選手は盗塁で三塁へ。そして生還。ベンチで待っていた父コーチが、全力で走ってきた息子を抱きしめた。


——この写真が、少年野球のすべてを物語っている。


さらに1点を加え、2点差。


最終回、マウンドに立ったのはM選手。3回裏のピンチの場面から、ずっとこのゲームを投げ続けてきた。


点差は2点。相手の最後の攻撃。普通なら緊張が頂点に達するはずの場面で、M選手の表情には笑みがあった。緊張ではなく、楽しみが勝っていた。



その笑顔のまま、最終回を無得点で締めた。


ゲームセット。江東ファイターズ、2回戦突破。

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